Chiengmai Thailand By UTMB HOMNG50 レースレポート

チェンマイで開催されたHOMNG50に出場しました。

タイ特有の暑さと湿気は、欧州選手にとって苦手なコンディション。その点では気候的なアドバンテージを活かし、6位でフィニッシュすることができました。表彰台は5位まで——あと一歩届かなかった悔しさはありますが、ヨーロッパ・アメリカ・中国から例年以上の強豪が集まった中でのトップ10入りは、素直に評価したいと思います。

とはいえ、INDEXは848と決して高い数値ではなく、優勝者とは10分以上の差。まだまだ実力差があることも、正直に受け止めています。

実は1ヶ月前からシンスプリントの痛みが出始めており、レース前週には痛みが増し、さらに坐骨神経痛まで発症するという状態でのスタートでした。レース中も痛みをこらえながらの走りでしたが、そのコンディションを踏まえると全体的には及第点の内容だったと思います。


目次

コース

見た目以上に走りやすいコースでした。

スタートから約7kmで一気に1,000mを駆け上がり、その後はアップダウンを繰り返しながら、ラスト7kmで一気に下るレイアウト。途中に渡渉箇所もありますが、林道区間が多く、トレイルもよく整備されていたため、足場に苦労する場面は少なかったです。


レース展開

スタートから3〜4kmは、最終的に優勝したモンガンフー選手と並走。しかし彼がポールを使い始めた瞬間から一気にギアが上がり、あっという間に視界から消えていきました。

A16(9.5km)地点までは、3位に入ったアメリカのヘイデン・ホークス選手と一緒に走りました。この時点ではまだ余裕がありましたが、アスファルト区間に入ったあたりからシンスプリントと坐骨神経の痛みが出始めます。耐えられない痛みではないものの、スピードを上げることに躊躇が生まれてしまい、林道区間でホークス選手に前に出られ、A14のエイドに着く頃にはすっかり差が開いていました。

その後は中国の選手と抜きつ抜かれつの展開。下りで走れるパートに差し掛かるたびに離され、じわじわと順位を落としながら、W4(36.3km)地点では8位まで後退していました。

標高1,000m付近は意外なほど涼しく、水の消費も少なかったため、最後のエイドはスルーしようかと迷いました。が、念のためフラスクを満タンにしていったのが、結果的に大正解。下りに入った途端、気温と湿度が一気に上がり、後半の蒸し暑さはかなりきつかったです。

「このままゴールか」と思いながらラストの登り返しに備えていたのですが、なかなか登りが現れず、ひたすら下り続ける展開に。そうこうしているうちに後続選手に追いつかれてしまいます。ここで逆にスイッチが入り、徐々にペースアップ。最終盤のダウンヒルで2人をかわし、6位でフィニッシュしました。

もう少し早くエンジンがかかっていれば——という気持ちもありますが、総合的に見れば実力通りの結果だったと思います。

なお、ゴール後にドーピング検査がありました。賞金圏内への期待が一瞬よぎりましたが、それはなく(笑)。抜き打ち的な検査だったようです。


補給について

今回はジェルに加えて、Precisionのカーボパウダーと電解質パウダーを組み合わせて使用しました。おかげで攣りそうな感覚はほとんどなかったのですが、トレイルでの練習不足が影響してか、筋肉痛はやや重めに残りました。


今シーズンを振り返って

今シーズンは、ピーキングで思うようにいかないレースが続きました。練習量は以前より増えているものの、その分のケアが追いつかなかったり、試行錯誤の中での失敗が多かった一年だったと思います。

来シーズンは、今年の反省をしっかり活かして、悔しさを晴らせるよう準備していきます。

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この記事を書いた人

おがさわら こうけん|トレイルランナー
1996年9月9日生まれ/岩手県花巻市出身

学生時代はサッカーに打ち込み、社会人になってからトレイルランニングの世界へ。
現在は群馬県高崎市を拠点に、国内外のレースで結果を追い求めながら、日々挑戦を続けている。

「自然と向き合い、自分を超える。」
その瞬間を求めて、山を駆け抜ける。

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